2018 ツアー 山口

3月下旬、桜が咲いているかなという期待とともに山口県宇部空港におりたつ。
長年の友人、原口珈琲を営むヨーコの店で金継ぎワークショップ開催とのひのひランチをだすために。中目黒のひのひ店主、やまさききよえと。ペーパードライバー二人旅の始まり。

視力の悪いたまに実家の藤沢で運転するというさきと、いつ運転したかなー、、、という視力の良いわたし。どっちもどっちだ、、、。宇部から山口市へ行くならバスでもいける。が、二人の野望というか無謀な計画は宇部から北上して長門の『ロバの本屋さん』そして萩の『大屋窯』(こちらは原口珈琲のカップを作っている窯元さん)から南下して山口市入りしてランチ用の買出しして、、と盛りだくさん、、、、しかもだいたい山道という。のちデスロードと命名。

 

『ロバの本屋さん』は、昵懇のあさちゃんが仲良くしていることもあり一度行ってみたかった。ただそれだけなのだ。山の中の静かなお店でボンヤリと過ごしてみたい。と思いきや辿り着くのに時間がかかりすぎ(安全運転のために)思ったほどのんびりできないという、、。コーヒーとスコーンはしっかりと頂いて、なぜか鎌倉の本をココで購入し、メモ帳を買い、犬とタワムレ(このあと脱走したけど、、)ほぼ満足して萩へ。

これまた安全運転につき予定は遅れがち。山道だもの、、、、。ヨーコが窯元に連絡してくれてたんだけど遅いから心配の連絡がきたりして。。お茶をいただきながら焼物を物色。お土産や撮影用のモノを買いこむ。ココものんびりはしていられない、日が暮れてしまうから!行きたいところはたくさんあるけど、命が大事なので寄り道なし。

運転ン十年ぶりの人が公道を走っていると思うと、みんながデスロード☆危ないですね、、。なんとか数時間の山道を越えて山口市へ到着。スーパーで買い出しを済ませ、無事に車を返却!ヨーコの車で夕飯を食べに行き原口家で仕込みを開始。そして事件はおこる。醤油の入ったジップロックを移動させようと持ち上げたら穴があいていてカーデガンのポケットへ垂れる。ポケットには携帯電話。すぐに拭き取る。ちょっと付いたくらいの感覚だった。それが時間をおうごとに画面の端っこがモヤーっとして。再起動をくり返す、冷やす、電源をきっとく、入れる、とみんなの適当なアドバイスに従い色々やった結果。翌朝にピーっとラインが入ったかと思うとピピピーっとラインが画面全体に走り、ブラックアウト。そして何も言わなくなった、、、。二日目の朝にしてデジタルデトックス開始!思い出は脳裏に焼き付けることに。

 

↓ 大屋窯製 原口珈琲カップ

金継ぎからのランチは満席で、原口珈琲の集客力に感服。ありがたい。
こちらが、のひのひランチプレート。どれも美味しい。プチおにぎりの醤油漬けシソが事件の犯人である。

 

 

 

先生っぽい写真。ありがとうございます。
原口珈琲が入っているセレクトショップmamboのスタッフさんが撮ってくれました。心のシャッターも押したけど。データになって届いた。みなさんも楽しんでいただけたようでよかった。器用、不器用とあるけれど、自分で修復すると愛情マシマシになる事間違いなし。

 

3日目は一回戦、金継ぎWSとランチやってから山口県の東、岩国を目指す。ヨーコの友人でもあるキャンドル作家チエミサラさんのアトリエを訪ねるため。寄り道もちろん!ヨーコの運転で。la petite mame のマメさんのお店に。
なんと!誕生日でもないのにサプライズケーキ!食べたかったなぁ。とわたしが呟いたばっかりに急遽焼いてくれるという!涙出た。満面の笑みだけど。笑。

 

 

ホントに嬉!美味しかった。スポンジもクリームも。美味しいしか言えない。愛だね。

モヒトツ、漆作家まいちゃんの旦那様がやっているという不道具店へ寄り道。金継ぎできそうなおチョコを購入。ヨーコも欲しかった秤を購入。今日も日が暮れる!のんびりはしていられない。錦帯橋を遠目で確認して通過、岩国城も横目で通過。やっとアトリエについて再会を祝して乾杯。やっとこれた噂のアトリエ。あとは呑んで食べて喋って倒れるだけ。

 

 

そしてあっという間の朝。
美味しい白飯と味噌汁で、また涙。も少しのんびりしたいけど、もう帰らなくっちゃならない。のひのひは夕方に開店するから。残念ながら庭の桜はみられなかった。帰ってから2、3日後に咲き始めたと。来年は桜が見れますように。

 

 

 

山口への愛が止まらない。
みんなが鎌倉にきてくれた時になにが出来るだろうか。

ツアーは続く。