Little TAO | Newsletter #15 スポンジと石鹸

スポンジと石鹸
リトルタオでは「ズボラ金継ぎ」と称して金継ぎのワークショップをやっている。不器用でもできる簡易な金継ぎだからだ。またの名を現代金継ぎともいう。要は漆を使っているところを現代的な接着剤というやつに置き換える。(長くなりそうなのでこの話はまたこんど)漆で直しても、接着剤で直しても、表面を金属で覆ったところは使えば薄くなっていく。金縁の皿のフチが薄くなっていくのに似ている。だから、金継ぎした箇所は「柔らかいスポンジでやさしく洗ってください。」とお願いしている。だけど、すぐにハゲちゃったんだけど!っていう人がたまにいる。


あるとき友人がすぐに金がとれちゃったよ!っていうから、柔らかいスポンジで洗っているか聞いたらそうしているという。おっかしいなーと思って、スポンジの写真おくってもらったらダメなやつだった。んー、、確かに柔らかいかも、、でもこれで漆塗りの重箱とか洗いたくないよなーっていう種類のスポンジ。泡立ちはとてもいいやつ。


そんな事があって、人によって柔らかいスポンジの解釈の違いについて考えてみた。どうしたらうまく伝えられるのだろうか?現物を見せれば早い。でも、それ買いに行くかな?じゃあ用意しとこうか。と、いう事でスポンジを取り扱うことにした。


どうせ取り扱うなら気分がアガるやつがいいなと思いネットサーフィン(死語か?)。安価でももちろんお勧めはあるのだけれど、選んだのはセルロースと合成リサイクル繊維でできたスポンジ。もう一つはセルロースとヘチマで100%植物由来。土を焼いた陶器や瀬戸物を土で育った植物で洗う。なんだかシンプルでいいなと思った。食器洗剤はソネットというところのを使っていたのだけれど、友人に石鹸をすすめられたので、オリーブ石鹸も試してみることにした。石鹸だとグダグダになって使いにくいかなぁと懸念していたのだけれど、これが案外そうでもない。


まだ長くなってしまいそうなので石鹸の話はまたあらためて。という事で、脱プラというと遠い目になってしまう私だけど身近なちょっとしたものを変えてみたら地球にやさしくなれたような気分になれるし、ルックスもよいので楽しく使っている。わたしの推す「柔らかいスポンジ」。



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