そもそも金継ぎとは、漆を使って陶でできたのもや木製品を接着していきます。漆は接着剤なのですが、ちょっと特殊な性質をもっています。気になる方はコチラに簡単に書いてあるので、参考にしてみてください。
ズボラ金継ぎとは、現代の叡智エポキシ接着剤を使って修復していきます。
自分でもできそー!と、思った器用な方なら綺麗に接着できるはず。ワークショップでは、接着の際のちょっとしたポイントをアドバイスさせていただきます。
接着したあとも、少し処理をしてあげることでとても綺麗に見えます。
他にも、くっつけられたけど、穴が空いちゃってるのはどうしたらいい?
くっついてるけど、漏れが止まらない。隙間があってなんだかなぁ。
足りないところがあるよ、、。金継ぎセット買ってみたけど、なんかよくわからない、、。
途中まで漆でやったけど、挫折した、、。
漆にかぶれた、、、。
そもそも、くっつけられるのかわからない、、。
いろんなパターンがありますね。
現代金継ぎのやり方も、たくさんのやり方があります。
エポキシ樹脂接着剤やエポキシのパテを使って接着したりパーツを作ったり、だいたい同じかと思います。
そのあと、新うるし(漆ではありません)と言われるものを使ったり、工芸漆とか、、色々な素材があります。漆が入っていないものがほとんどだと思います。すべて調べたわけではないのでわかりませんが。なんか色々混ざってんなー。って感じです。ウレタン系はちょっと匂いが苦手(個人的な見解です)。
だったらシンプルに樹脂で良くないですか?と思っています。
その代わり、私がやっているワークショップでは手や口がふれる部分は金箔を貼ります。
つまり表面は金なので、樹脂に直接触れることはありません。銀や真鍮もありです。
ある生徒さんが、「いぜん行った教室では接着剤に金の粉を混ぜました。」と。それ!金(ゴールド)ではないですから、、。もったいなくて金(ゴールド)の粉なんて混ぜられません、、、。それ、たぶん真鍮の粉です。勘違いされてる方、結構いらっしゃるかもと思います。金属の粉という意味で、金粉と言って説明しているのかもしれません。間違いではないですが、誤解しやすいですね。
どこがズボラなのか?
- エポキシ樹脂で接着。エポキシ樹脂で成形。だいたい5分で乾燥。
- その日に包んで持って帰れます(使うのは、丸一日は乾燥させてから)。
- 一回で終われる(割れの程度にもよりますが)
- 雑でもなんとかなる!
ズボラ注意
- 金箔はとても薄いので(1万分の1mm)、ゴシゴシゴシゴシすると剥げていきます。(洗剤は使えます。漂白剤NG)
- 漆で直しても剥げますが、漆の方が丈夫な気がします。
- レンチン、オーブン、直火、食洗機は使えません。
- 直したあとは優しく使ってください。再修理も可能です。(または、剥げても気にしない)
- くっついた!とは言え割れてますから、弱いです。
まとめ
情熱と、時間とお金がある方はぜひ漆の金継ぎをやってみてください。耐久性、美しさ、素晴らしいと思います(心から)。ただ、私の場合もっとササッと直しちゃいたいわーという気持ちで始めたので、同じように思っている人がいたら参加お待ちしております。
骨董品でも高額でもないけど、大切な捨てられない割れっぱなしのモノ直しましょう。
大切なのにササーっとかい!って、つっこまれそうだけど。











