そもそも東洋医学に興味を持った入り口はアーユルヴェーダでした。
その後、さらに自分の体調を整えるために氣功を実践し始めました。
その中でアーユルヴェーダと氣功(道教)、
すなわちインドと中国の体系的な医学・哲学に
共通しているものが沢山あることを知りました。
生命観の土台となる世界の成り立ち方や、
世界は5つの要素から成り立っているといった考え方。
人間にはエネルギースポットがあるというような考え方や、
人体の急所と呼ばれる部分についての考え方や部位などなど。
考えてみれば日本に広まった仏教だって
インドから中国を経て日本に入ってきているのです。
インドも中国も紀元前の大昔から高度な思想や文化を築いてきた大国です。
お互いに交流しながら影響しあっていたとしても不思議はないですよね。
日本の正倉院に伝わる薬物の中には、アーユルヴェーダを起源とするものが多数あると言われているそうです。
20世紀はよく戦争の時代と言われています。
新大陸への侵略戦争に始まって、東と西での戦争、内戦、代理戦争、
争いの耐えない時代でした。21世紀は平和の時代にしたいですね。
その時、西洋的な価値観から東洋的な価値観へのシフトが起こるように思います。
仏教的なものの捉え方や人との結びつきかたが大切になって、注目されるようになるのではないかと思います。
また、人間の生命感についても今までの西洋医学のような部分的な捉え方ではなく、
東洋医学のような全体的な捉え方、
つまり人間の身体・心・魂や、外部環境との関わり方、
放射能や環境ホルモンなど生命にとって害になるものとの関わり方、
はたまた、最近話題になった太陽フレアなどの宇宙からのエネルギーについてと言った壮大なものまで、
すべてを引っ括めての人間の生命なんだという生命観が主流になってくるのではないでしょうか。
私は後者の思想に立った世界の方がなんだかワクワクするのです。